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2010年4月26日 (月)

やっとできた☆

URL: http://montlivre.net/
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1980年はじめてカタログの中で発見したのが *RING-BOOTS.
でした。ファクトリーはアメリカ製の cole-haan の country ラインを
つくっていたダウンイースト社でした。
(後のラルフのカントリーラインなどに影響を与えた・・・)

最初に感じた事は、ネイティヴアメリカンのデザインだと?
実際はメイン州やマサチューセッツ州、ニューハンプシャー州など
の工芸品に近いもので、キャンプやハンティングなどに出かけた際に、
ハンティングロッジなどで履くルームシューズのようなものでした。

素材は *Horween の Pull-up Leather を使用していました。
また、このカタログとは別のメールオーダーカタログに掲載されて
いるものの中に、ヒールのデザインが *T-heel のものがあり、
デザインにとっても感動した覚えが・・・
(試してみてびっくり! ミッドカットは全然問題ないんだけど、
スリッポンとローカットは履きにくくてしょうがない!そんな靴。)

そして、RING BOOTS はとっても感動したものですから、
誰もが気に 入ってくれる靴だと?

しかし、殆どのものには、底 out sole はついていないものが
殆どでしたので、多くの人達は底が無いから外履きではないし
外では履けない!と言い誰も見向きもしてくれませんでした。

そして80年代半ば、今度は J.L.Coombs. という brand の
RING-BOOTS を見つけ代理店となりました。

この素材はイングリッシュクロームレザー というなにしろ分厚く、
雨にも負けず、風にも負けず、油ベトベトな、 毎日履いても
3年以上靴になじむ事の無い! 超ヘビーな靴。

もひとつ特質なことは、 " over 100 stitches " な メイン州の
 熟練した<白人のクラフトマン>達が自分たちの家で、
丁寧に1足1足ハンドソーイングにて作られています。

イギリスのフィッシャーマンセーターなどのハンドニットと
作られる過程が同じで 農業や漁業の閑散期にお祖父ちゃんや
お婆ちゃん達が伝統的な 編み方などを継承しながら作られています。

この職人達のお話しをさせてもらったのは、大きな私の拘りがあって、
それは手縫いのステッチ1本1本に味と歴史を感じるんです。
この1980年代までに、 アメリカではこのステッチが!
なくなってしまったんです。1990年代以降見た事がないし、
これからも出てこないだろうと 思います。

(余談:1980年代はじめから製靴会社が、生産体制をハンドメイド
からマスプロダクションへ・・・この当時、中国ではなく韓国へ生産を
依頼し・・・革靴も・・・スニーカーも・・・)

また、この当時モカシンでは、Quoddy, cole-haan, Minnetonka,
A.S.Riggar, ansewn, Laurentian chief moc, Nee bee moc, ラルフの
ポロカントリーなどは、wolverine W.W. にてウィップステッチの
モカシンを生産していて、工場まで見に行ったり・・・e.t.c.

色んなモカシンを仕事柄、ブランドやファクトリーなどを沢山
見て来たのですが・・・そして代わるものを探したりもしたのですが、
職人がいない限り無理でした。そこで、1990年代半ばに、
こんな事を閃いたんです。 

デザインは RING BOOTS, 履き心地は?ネイティブアメリカンの
モカシンの如く、そしてアフターサーフィンやアフターゴルフに、
リラックスをして・・・大好きな車に乗れて・・・
足に対しても、締め付ける事の無いリラックスをして履けるオルソ
ペディックなくらいな履き心地なモカシンであること。素材は1枚
革でブレイザビリティーに優れている、" Big deer " ムースかワピチ、
ストラップは伸びの少ないホースハイドしかもコードバン層を含んだ
ヌメ革、RING(マルカン) も無垢の真鍮で・・・

有りそうで、ないもの、ありえないものですが? どうやったら?
作れるものなのかと?(前職の Red Wood では、雇われの身で・・・
オーナーの考えは若者の目の前に 人参をぶら下げ、さらにその人参に
美味しそうなソースや蜜でも塗って・・・という商品チョイス的考え
だったため、前職ではこのようなものにトライする考えがなく・・・
そして表題の『やっとできた☆』となったわけで ありま〜す。

更にもう1つ、同じ素材や同じ縫い方などで、ベルトやバッグも
コーディネイトしたいし、アクセアリーなどに至るまで揃えて
欲しいかなと・・・ (色んな意味で物理的に作るのは無理・・・)

同じ素材、同じ糸、同じ附属などを揃えて、更に技術的な事も
協力してくれる職人、人間に出会わなければ・・・と・・・

そうして、素材や、ハンドステッチ、附属などを統一して、しかも、
最も 大切な1つに職人が作らされているのではなく、作りたいものを作る。
そしてそれは、私と心意気まで共有できる同士や友人に作ってもらう事。

自分でつくるのであれば、ここまで拘ってつくりたいと・・・
そして『やっとできた☆』んです。本質的な部分にまで拘った
" RING-BOOTS " big deer moccasin. とそのライフスタイル的ラインが!


*画像にある、ベルト、レザークラフトアクセもできあがりました。
 そして、インディアンジュエリーをリスペクトしてインポート素材、
 自然石をつかった、ハンドメイドビーズジュエリーも作っちゃいました。
 次回、ご紹介いたします。

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